俄か雨

しがないバンギャルのたわごと

おまえ いつも いるな

前回ちょろっと書いた最前おまいつ問題。関係ないけどおまいつってすごい便利な言葉だよね。バンギャル世界で言うところの常連と通いと広義の必死勢の全部ひっくるめた言い方かなーというニュアンス。

去年勃発した戸高氏の件については、バンド界隈よりもむしろ全然関係ない界隈(読者登録させていただいてる若手俳優界隈の方々のブログとか)で大炎上しててすごい面白かったです(悪趣味)。その一件の直後に骸骨祭りに行ったので、というか初日のトリだったので「見に行ったら千葉県民以外帰れって煽られちゃう><」とかネタにしようかと思ったのですが(ファンの知人が近くにいたのでさすがに失礼だと思ってやめましたが)そのくらい面白ネタになっていた。
余談ですが骸骨祭りは非常に楽しかったです。両日参加しました。フェスらしいフェスに久しぶりに行った。KEYTALKすごい久しぶりに見たから曲一部わからなかったけど相変わらず義勝とやぎちゃんは可愛かった。打首獄門同好会も10年ぶりくらい(!)*1に見ましたが相変わらずおかしくて良かった。また機会があったら積極的に見たいですね。あとプロレス面白かったです。


さて本題。
戸高氏の件とつい先日のワンオクTAKAの件がまた違った燃え方してて面白いなーと思いました。どっちも特定の必死勢に向けた言葉っぽいのにね。

戸高氏の件は、あの発言だけ見るとただの全通ファン叩きにも見えるんですが(全部通っているわけではないらしいんですけど複数掛け持ちしてるバンドのライブのうちかなりの数来てるそうなので、ここでは全通と言っておきます。複数バンド掛け持ちの人って結構無茶なスケジュールの時はかなり無茶だったりするので、実際問題全部通うっていったら生活が破綻する)どうも周囲から聞こえた話としては前に行きたいがために割り込みやったりするような所謂有害ファンらしく、そこまでやってる人がおとなしくライブが終わったらさっさと帰るとも思えないので、物販に出てくるような規模やキャリアとは思えませんが物販に出てくるような機会があれば当然行くだろうし、出入り待ちもバンド側、箱側から禁止されてなければ*2やってたり、下手したら駅待ちしてたり移動手段追っかけたりするんじゃないかな…。その点においては正直戸高氏側に同情はする。とても。*3
ただまあ戸高氏の言い方は非常に悪かったというか、今の音楽業界の状況考えたらそういう全通おたくではなくてもなんだかんだそうやって各地追いかけてきてくれる人たちの落とす金に依存せざるを得ないわけで、そういう意味でえらい自分の首絞めてますねこの人とは思いました。各地追いかけまわしてくれるような客が少ないバンドって、よほど大きいところ埋められるような人じゃないと経済的には厳しいと思いますよ。バイ*4で生計立ててるか親や彼女*5の脛かじってるかじゃなければバンド掛け持ちしてライブの本数増やして物販を少しでも買わせて、ってやらないとどうしようもないというか。それ考えると大量の一見さんをうっすら増やすより全通おたくをがっちり囲い込む方式でやってる方が経営的に見たら安定してると言うか。まあそっちもそっちでいろいろ問題が山積してるんでしょうが。

そういう意味で戸高氏の方の話は界隈外がやたらめったら燃えたなーという印象。身近なところでも、自分含め兼業ギャなんかは「やばい有害ついてるらしいから気持ちわかるけど、あれは言い方まずすぎっしょ。馬鹿だねー」みたいに流して終わってる人が多かったけれど、普通のばんぎゃるちゃんや界隈外のおたくのみなさんの中の方が燃えてたなーという感じでしたね。


その反面、TAKAというかワンオクの件についてはどこから見てもフルボッコで面白かった(さらに悪趣味)。あっちは擁護のしようが(私的に)ない。
海外公演と言っても、海外ファンが中心になって盛り上げられるようなのはごく少数で(たまに海外の方がやたらと人気がある人とか、ちょっとアレなパターンだと、日本では完全に干され状態になっていてまともにファンがいるのが海外だけ…という状態になっている人、とか、いるにはいる)、遠征勢を除いたら結構寂しい、とかは割とある話で。まあそこは百歩譲って、その遠征勢を除いてもそこそこの数ライブに来てくれてはいる、という前提で話を進めましょう。とりあえず。
しかしながら、そうした前提を置いたとしても、だから何?という話になってしまうわけですが。先着だから日本人の必死勢が朝から並んでて現地民が来ない?別にそれで構わないからのんびり来るんでしょう。自分たちの前に日本から遠征してきた子たちがいようが何だろうが、どうでもいいってことでしょう。適当に会場に行きゃ適当に見れるし。そういうことでしょう。常連うざいみたいな本人のモチベーションはあるかもしれないけど、客からしたら知ったこっちゃない。
あとこの件をあまり擁護できない理由として、実際問題結構いますよね、海外ファンには結構安易に写真撮らせたり出待ち対応も普通にする(ライブ中の盗撮もほぼ注意しない)のに、日本人ファンには駄目っていう人。慣行が違うから、と言えばそれまでですが、そこまで露骨に差つけられても海外まで来てくれるようなファンに対して、挙句の果てにその言い方はどうなん?というのは、少しでも海外に絡んだことのあるアーティストのファンなら思う気がします。
それらに付随して、OOerが過去に結構問題行動起こしてたりしたので、そういうのもあってネット民の目の敵になったというのもある気がします。ツイッターでも海外ファンには写真撮らせてただの、現地のファン喰ってただのいろいろ噴出してましたが。出るわ出るわ。

私個人としては、先にも書いたように、この手の発言しちゃう人は馬鹿だなーと基本的に思っています。自分の首を絞める、というのもそうだし、あと最前じゃないと楽しめないのかってナントカの一つ覚えみたいに言う人多いですが、じゃあ聞くけど、君たちステージもなんも見えない、モッシュゾーンに突っ込もうにも人がみちみちで動けない、その状態一番後ろで見てる人までも楽しめる物を提供できてるんですか?という。ほんとそれは演者各位も一度胸に手を当てて考えてみた方がいいと思う。

かくいう私個人も、実際にこの手の問題に出くわしたことがあります。と、いうか、自分が最前に入ったライブでメンバーが最前勢にブチギレるというわりと最悪な部類の経験をしたことがある。
内容としてはほぼ理不尽な言いがかりレベルというか、どうせ最前に入ってるやつらは地元のファンを押しのけて入ってるんだか、早番買い占めて入ってるんだというような(正直ちゃんと覚えてないのでニュアンスですが)内容だったのですが、まあ私も若かったし、そのライブからそこまで日をおかずにサイン会だかなんだったか、とにかく接触の機会があったので、その機を捉えてそのメンバーさんに正論叩きつけてボロクソ言うという更に最悪な行動をとったことがあります…。若気の至り…。
早番買い占めについては、まあ一部で大量買いして早番出すだのオクだのなんだのを使っている人がいるのも事実ですが、それこそ自分が出したものについては複数買いもせず積みもせず正当に入手したものだったから余計に腹立たしかったし、複数買いとかそういった行動が気に入らないのであれば、ファンクラブ優先のチケットが一番入場順が早い物だったので、ファンクラブならそれこそ申込者の情報とも紐づいているわけだし、そこで打てる手も打たずに何を偉そうなことを言っているのかお前は、と思ったんですよ。まあそれを本人に返すこともないとは思ったのですが。匿名掲示板でこそこそ書いてるだけじゃなくて言いたいことがあるなら面と向かって言ってこい!とか日頃から言ってるひとだったので、つい。笑


ここからは与太話なんですが。
特に戸高氏の件の方で私が一番気持ち悪いなこいつらと思ったのが「ああいう目に余る人はどんどんメンバーから発信して追い出してほしい><」みたいなことを平然と言ってるファンな。要するに「必死で最前とってるような人がいて自分が入れないから、その人たちの迷惑行為にかこつけてメンバーから注意して追い出してもらって自分がそこに入りたいです><」ってことだよな。しらんがな。メンバー悪者にしてまで最前入りたいとかお前らが押し退けたがっている所謂「有害」と同じだっつうの。そういう無自覚な有害が一番厄介なんですけど、気づいてますー?みたいな。まあ大好きな(はずの)メンバーが悪者になろうがなんだろうが知ったこっちゃないってくらいだから、大した客ではないのだろうなあとは思っていますが。そんなに前に行きたいなら早い番号もってこい、という話で。

というか、プレイガイドによって、とかではあるかもしれませんが、その地方に住む人たちを優先して先行に当選させる/早い番号を割り当てる、というのは、多分やってできないことではないんですよね。というのも、とあるバンドが首都圏ではない地方の小さいライブハウスで公演をやります、と言ったことがあり、そのライブは某プレイガイドで先行をやったのですが、首都圏及び他地方在住の友人知人が軒並み落選し、当時その地方在住だった人のアカウントだけが当選していた、という一件がありまして。これだけなら「激戦だし偶然でしょ?」とも思えるんですが、その後各種SNSで検索したりした限り、どうも先行の当選者の殆どが該当地域在住の人だったようなんですね。なので、その一件だけを根拠とするには少々弱いとは思うのですが、多少の手間をかけるのであれば、そういったことは完全に不可能というわけではないと思っています。プレイガイドで出来るんだから、ファンクラブ等々があるならそういうことはより容易に出来るはずだし。過去に入っていたファンクラブでも、そこそこ早めの番号のうち、10番台は地元のファンに当たることが多く、20番台は各地に遠征している層によく来る、といった事例もありましたし。
それでもなお地元民が優遇されていないのなら、運営側の方針にもよるけど基本的には「別に誰が入ろうが関知はしないから前に来たいなら自力で早番持って来い」というスタンスのはずで、それはチケ発強かったり運がいい人が前になってしまうのは仕方ないことではあるよな…とは思います。あとは早番揃えるために大量買いする人。

ただ、昨今絶賛話題の転売系の話になると、早番揃えるために大量買いして使わないチケットを個人間売買市場に流す人、ってのもその手の問題が複雑化する一因になってる、というのはもっともな指摘ではあるとは思います。とはいえ、これって別に何枚買おうがその人の勝手なので、早番目的で大量に買って…みたいなのはある意味で仕組みの穴をついて…みたいなものなんですよね。だから、その辺を個人の倫理観でどうにかしてもらおう、というのは業界側の怠慢だなーと、私自身は思います。上述したわたしの体験談ではないですが、潰せる穴も潰さずに何が倫理観じゃと。客に丸投げかい。


全然話は変わるんですけど、購読しているブログで「推しに会ったあとの気分の落ち込みがひどい」みたいな記事があって、ブコメつけようかと思ってやめたんですがマジでわかりが過ぎる…。詳しくは書きませんが。首が回復するにつれてなんとなく精神面も回復してきました。

*1:前に見たのがまだデモCD出してた頃で私も学生でした

*2:されていても

*3:余談ですが他界隈のひとたちのブログとかを見てると、駅待ちが割と許容されているような界隈もあるようなのが興味深いなと思います。広くバンド界隈だと、箱での出待ちは状況によるけど、駅待ちだの意図せぬ遭遇以外の同電だの、あと追っタクだのはタブーというか、それやるとリアスト扱いになるような印象がある。多分箱で待てる場合が多いから、そこ以外は駄目っていう考え方なんでしょうが

*4:他の職業が本業で副業が音楽活動というパターンも含む

*5:その他パトロン的存在の人々

首をやられた話

プレの話とか最前おまいつ問題(去年のトディの件から書き溜めてたんですがこないだのワンオクTAKAの件でこれは今だろと思った)とかいろいろ書きたいことはあるんですがちょっと今日は備忘録で。


結構ハード目に頭を振る(いわゆるヘッドバンギング、ヘドバンというあれ)ライブが3日続いた結果、自己診断ですがごくごく軽度のむち打ち?と思われる状態になりました。まあ首のダメージからくる頭痛と吐き気なんでドンピシャじゃなくても概ね似たような症状です。

実は過去にも一回やらかしたことがあり、こういう頭の振り方するとまずいんだなーとは思っていたのですが、3days初日は頭のすぐ隣にハコ据え置きのスピーカーがあったりして変に加減をしていたので、どうもそれがよろしくなかった模様。日帰りのちょっとした遠征だったので帰りの新幹線の中で音楽を聴いていたのですが、どうも頭痛がする。それでも、1月第4週をインフルエンザで寝込んだばかりだったのでさすがに回復から1週間かそこらじゃ体力落ちてるよな…と思い、終電帰宅だったのも手伝って首を冷やさずに寝てしまったのですね。
で翌日。この日は近場かつそこまで頑張らない予定だったのですが、(公演の時間自体は結構短めだったのでそれに助けられた)気が付けば結局頭を振りまくる結果となり、さすがに帰宅して即首を冷やしましたが、この日も帰りの電車の中でうっすら気持ち悪さを覚える。
そして3日目。本来ならばチケット取ったものの、体力的にも不安はあるし二日目より結構遠いしで干して家で寝てようという予定だったのですが、いろいろあって参加することに。この段階になるとうっすらとした吐き気が慢性化してきていて、昼間に友人とお茶をしたのですが食事が思うように取れない。軽く食べましたが結構気持ち悪くて、胃が動いてないな、という感じを持つ。でこの日のライブがまずかった…。目当てだけ見て帰ろうと思ったのですが、予想外の目当てが後、おまけに対バン相手は昔よくライブに行っていたバンド、でそれなりに盛り上がり。帰りの電車がつらかったです…。そこそこ長時間乗りっぱなしなのでぼんやり座っていたのですが、結構気持ち悪くてしんどかった。
月曜日。頭痛吐き気が回復せず、会社のお姉さま方から「急ぎの仕事もないし体調悪いなら帰っていいよ」という優しい言葉をもらうも、とりあえずなんとかなりそうだったので一日頑張る。眼精疲労か?と思い蒸しタオルなどを使って目を温めるも回復せず。
火曜日。この日に漸く、もしかして首をやってしまったのでは…?と思い至る。日曜あたりに買った冷却シートを首に貼りまくる。あと腰を痛めたときにもらった湿布とゲルの残りを活用。
で今日にいたる。とりあえず、頭痛はしますが昨日よりは腹具合はマシです。お昼ご飯完食しても気持ち悪くならなかった。

とりあえず、首を酷使したら必ず冷やそう、というのが今回の教訓。帰ったら冷やす、はデフォルトとして、少しでも様子がおかしいな?と思ったら即湿布に移行しようと心に決めた。昔もっとライブ行きまくっていた頃はスプレータイプや塗るタイプのサロンパスとか持ち歩いていたんだけども、最近あまり使う機会がなかったので買ってなかったのです。
以前似たような症状を起こした時は、一週間くらいたっても体調が戻らなかったので接骨院に行って首の矯正をしてもらったら一発でよくなったので、週末になってもダメだったら接骨院か整形外科に行きます…。

あと友人で結構ヘドバンがハードで有名なバンドのライブに通ってる子がいて、彼女が最近ずっと慢性的な頭痛を訴えているのですが、それももしかしたら首のダメージの蓄積がもとなんじゃないか…とたった今思い至りました。首冷やしてみろって教えてあげよう。

「出席届」

とりたてておかしいことはないけれど、よくよく考えると沼というか闇感しかないパワーワードでなかなか震えるものがある。タイトルの言葉。

本日のお題はこれ
blog.hatenablog.com

について。いやー大半から沼感感じるわ。

というわけで、いい年したバンギャルの手紙について書いてみます。いや一番ガチで書いてたのまだ20代の頃だけど。
タイトルのワード、多分同じ意味合いで使ってる人結構いるとは思うんですが、私の身の回りだと、所謂ファン被りしてない友人というやつが手紙のことを「出席届」と称していたので(確か毎回のように書いてて、書かなかった時に当のメンバーから「今日は出席届は?」と催促されたのがきっかけだったような記憶がある)それに倣って使っています。ていうか手紙催促するってすごい関係性だな。まあでも彼女に関してはそのレベルのガチオキニなので仕方ない。


①宛名
だいたい○○さんへみたいな感じで書いてます。何の変哲もない。
自分の使ってるレターセットがなぜか宛名と自分の名前同じ面に書く形態が非常に多くて、(宛名用の罫線があったりするやつ)写真とかを上げられるとごくまれに名前が見えたりして挙動不審になるときがある。それ本名(名前だけ)出てるので写真消してくださいみたいな。


②書き出し
いろいろ試行錯誤があるのですが、今は
挨拶+日付(手紙を渡すイベントの内容)+(前回参加したこと)お疲れ様でした
がひとセット。一応名乗ります。多分ないだろうけど封筒と手紙が別に手元にわたる可能性を考えて。まあ私字が非常に汚いので、字を見たら一発で私だとわかるような気がしますが。


③内容
音源(新譜リリース時)、前回のライブ、前回がインストならその時の会話、その他ブログの内容、などなどへの感想。基本的に、「ここがよかったと思った」「こういうところが楽しかった」「こういうところが好き」を書いています。褒めて伸ばそう作戦。
というか、一番手紙書いてた時期が、多分向こうが一番病んでた時期で(引っ張られてわたしもだいぶ病んでいたけども)(見ててしんどくなって吐くほど泣いておまけに帰りが日曜の夜の夜行バス(=そのまま出勤)だったのでとても会社行ける状態じゃなくなって会社休んだこともある)、なんか励ますようなことというかプラスなことしか書けなかったんですよね。
最近はもうちょっとゆるい。髪色変えたのかわいい!そっちの色好きだからまた気が向いたらやって!とか。


④締め
それでは、また。で閉めてる。ライブの日に書くものは「今日のライブも楽しみにしています」がその前に入る。


⑤手紙を渡す頻度
前にも書いたか忘れましたがピーク時は一日に2~3か所のインストの全部に書いて渡すような酔狂なことをやっていました。冒頭の友人と、1回目が終わって速攻でファミレスに入って清書したりした。それで遅刻してって「どうしたのー」「やー手紙書いてたら遅くなっちゃって」みたいな会話をしたことがある。阿呆か。
最近はライブごとに書いていればいい方で、割と放置していきます。書こうと思って下書きしたけど全然書けないからじゃあいいかーとなってやめてしまう。


⑥手紙の量
2枚くらいがちょうどよかろうと思ってそのくらいに収めるようにしてるのですが、マックスで6〜7枚くらい書いたことがある。主にブログに対する感想。
あんまり本とか読むのが得意ではないようなことを公言したことのある人なので、長文はダメだろうなあと思いなるべく2枚程度に収まるようにしている。でももらった手紙は即読むらしい。実際インストとインストの合間に手紙読んで2回目の時に手紙の内容についてレスしてくれたこともあります。ただ昔はすっごいファンが少なくて、手紙が少ないって凹んでたこともあるくらいだったので(公共の電波を使ってまで!)分量が少ないからこそできたことかなという気もします。今はどうもそこそこの量手紙もらってるぽいし実際問題無理だろ多分。

…と思ったけどこの間もしかしたら未だに読める限りライブの前だろうが即読んでるのかもと思われる事象が起きたのでそう思っておく…。びっくりした…。


⑦手紙の種類
便箋は適当に選んでいますが、なんか少女趣味が炸裂している気がする。何年前だか忘れましたが一時期キャラものTシャツ(Tシャツブランドのコラボのやつ)とか着てたのでそのキャラの便箋で書いたりしてました。
というか、一度レターセット買ったら使い切るまでは同じのを使うので(覚えられる前にずっと同じデザインのレターセットを使っていた名残)(そういや当時は今よりもう少し大人っぽい柄だったな!?)、基本的にツアー中は全部同じ便箋とかありがちです。
季節感のある便箋集めるの大好きマンなんですが、それやると使いきれなくて来年に持ち越しになってしまうので、季節感云々はシールのみにしてる。この間渡した手紙にはカボチャのシールとか貼りました。貼るものに困る時期は、猫好きだそうなので猫のシールが多いです。


番外編:今まで渡した変な手紙

「変な」ではないけどイレギュラーなものだと、付箋に一言書いてくっつけて飲み物とか差し入れは何回かやったことあります。タバコを差し入れる人ならタバコに直接か付箋はってメッセージ書いて渡すのかな。たばこの差し入れは他のメンバーにしかしたことがないのだけど、その時は確か付箋を貼りました。



…あんまり面白いことないですね!人の読んでた方が楽しいな。

どこのジャンルでもそうなんですが、もらう方の人たちってもらった手紙ってどうしてるんですかね?
ちゃんと保管してる人は(まあこの手の話を公言するのはちゃんと保管してる人達でしょうけど)箱に入れてとっておいてるとか、人によっては大量になっちゃったから実家に送らせてもらいましたとか報告する人も見かけることある。
一度耳にしたことがある一番インパクトのある話は、その子専用の手紙入れを作ってその子の手紙だけ別に保管してある人がいるっていうやつですね…。オキニ対応極まれり…。
自分の手紙の処遇がどうなってるかは知りませんが、逆に読み終わったら捨ててほしいと思います。手元に渡っていればだいたい目を通してるだろうという確証があるからかもしれませんけど。それだけで十分です。むしろ読み返されたくない。昔の手紙の話とかされたらちょっと死を覚悟すると思います。

【全力でネタバレ】シン・ゴジラを見に行った

全身全霊でネタバレしています。










前評判にある「むっちゃエヴァ」「馬鹿が誰一人いない」が最後の最後まで波状攻撃できたのでもう満腹です〜って感じになりました
おまけにMX4D初体験してしまったのでちょっとしたアトラクションでした。でもうっかり買ってしまったポップコーンに気を取られたから次回は普通ので見ます…。



序盤の興奮しどころは「たかなみだ!」「三沢からF-2が飛んだぞ!」「ああっうん百万!うん千万!いや億!ああ億が飛んでる…!国家予算が…!」でした(謎の興奮のしどころ)。ああいう映画の楽しさ。札束でひっぱたくってこういうことやで…ってああいうシーンを見るたびに思います…。(違う)
あと都内勤務神奈川在住なので「ああっあそこが!」という面白さもありました。特に第二次上陸の際の武蔵小杉駅前の爆撃シーン、あの辺りって、謎に再開発に力を入れていて駅前にタワーマンション立ってて、他に高層ビルないわけじゃないんですが、確かにあの一角ちょっと高層なんですよね。それにもうゴジラによって横浜側の高い建物はなぎ倒されているだろうし。だからあの駅前タワーマンションの異様な突き出しっぷりが本当に面白くてですね。
ていうか、鎌倉から上陸して武蔵小杉駅あたりから多摩川を渡るということは概ね横須賀線湘南新宿ラインが走っているルートに近いんじゃないでしょうか…。見たことある景色~!!!!!
鎌倉のシーンは平屋の建物が非常に多くて、ゴジラでけえ!って感じだったので、その辺もまたリアル。戸塚過ぎたあたりから高い建物が少なくなっていって(沿線に工場?とかある)大船から鎌倉方面は高い建物減る印象ある。大船自体にもあまり多くはないかな…。


あとは展開がとにかく早い。早い早い。阿呆が引っ掻き回して右往左往みたいなありがちストーリーに慣れきった頭ではストーリーと人物は把握できたけど人の名前が覚えられなかった。まじで。でも逆にメインとなるキャラクター以外名前を覚えさせないようにしているのか?これは複数回見るのもやむなしというのは納得。
というか、確かに特撮くらいはこういうカタルシスを得たいよなあ〜と思う。人類の叡智!国の技術の粋!プロジェクトを完成させるべく奔走する人々!すっげー!かっけー!みたいなものを何も考えずに味わいたい。ツイッターでこういう感想を見て納得したのですが、確かに阿呆に右往左往させられるのは現実だけで十分です。
なんかもう突破口がものすごいな…。マキ元教授の遺留品に折り紙があるのを思い出したシーンは鳥肌が立ちました。まあ確かにその後の展開はあまりにもだだだーっと進みすぎて、それ本当に大丈夫なのか?と一瞬頭をよぎりましたが、あの状況下なら確証がどうとか言ってる間にやれそうなことをやるしかないとも思う。

ヤシオリってあとで調べたらヤマタノオロチを撃退した酒なのね。経口で凝固剤を飲ますという作戦にはまさにどんぴしゃり。
あと、あとに書く話の先取りになりますが、ラストシーンのゴジラの尻尾、この作戦名からの連想でいくと、ヤマタノオロチの尾から出てくるのは天叢雲剣なわけだが、じゃあゴジラの尾から出てくるものとは?という考察を読んで、そういう見方もあるんだなあと思いました。あの中からまた、それこそ巨災対メンバーに指摘されてたような無性生殖からの有翼形態が出てくるなんて可能性も大いにある。
っていうか序盤の変態の過程すごく面白かったよね…なんかナチュラルに川を遡上してる途中の手がない感じのが第一であのなんかヌメヌメした感じの(目がまたちょうキモかった)ナマズかなんかをしゅっとさせたみたいな…あの前脚の名残みたいなのが生えつつあるのが変態の過程なんだと思ってた。オタマジャクシが手が生えるみたいな説明されてた気がするから、途中で手足が生えるんだろうと思ってて、あああれ確かにオタマジャクシの生えかけの手だわあと思って、あれが第二なんだろうと思ってたらそういうことでもなかったっぽい。最初の海ほたるあたりにいた長いしっぽが第一なんですね。であのぬめっとした魚的サムシングが第二、足が生えた段階が第三、第二次上陸からのいわゆるゴジラフォームが最終、第四形態になる、でいいんですよね。序盤はまだ小さかったから(第二次上陸で体長が二倍になったという言及があったはず)、目がすごく大きくてぎょろっとしてて気持ち悪かったんですが、第四形態になってからは「目どこだよ!」くらいに小さくなっていて、どれだけ大きくなったのかは一目でよく分かりました。いずれにせよ気持ち悪かった…。

でここまで書いて気づいたけど確かに海から襲い来る巨大ナマズ(みたいな何か)、川を遡上し船を押し流し、陸に上がって家々を押しつぶしていく、この映像、このワード、すごく既視感がある。確かにこれは311と言われるのも納得。

あと本当に細かすぎる感想ですが、ドイツの研究所にスパコンを並列につなげて解析に協力してくれと依頼したときの、研究所のたぶん偉いさんであるおばさまの発言がとってもキリスト教人道主義を生きるリベラル系研究所って感じが溢れてて、ドイツ人だーーーーーって思いました…。見た直後にわたしにこの映画を勧め続けていた人と話をしたのですが、あの一神教的倫理観というのは日本人にはわからない、生命倫理系の議論なんかは全然理解できなかった、と言われて、まあ私も単にキリスト教の洗礼を受けてキリスト教に近い環境で育ってきただけの日本人なので微妙なところはあるのですが、あれはそういう環境に身を置かないと理解はできないと思う。日本人は結局のところ世界で起きている出来事の大半を動かす原動力であるところの人々の持つ物差しとか倫理観とかそういうものを理解できてないから世界の出来事の大半を理解できていない。と思います。なんだろうな。宗教を持てとかそういうことではなくて、本当に住む世界というか見てるものが全く違うんですよ。その辺は宗教学とか倫理学、哲学といった学問がカバーすべき地平だと思うのですが、その辺を頭の片隅で理解してるかしてないかだけでもだいぶ理解が違うと思う。
ことに理系に多いんですが(各種例外はある)、何か定説となった事象だって結局どうしてその辺は着想に至ったのか、の背景にはその人、その人を育んだ各種共同体、もっと大きく言えば社会や国、その地域の思考のあり方、みたいなものが少なからず関わってくるわけで、その辺を理解せずにいる人たちの思考というのはとっても浅いところで終わってしまうわけです。まあどこまでもドメスティックな仕事に終始するならそれで十分なのでしょうが。

とここまで全力で書いたあとにネタバレ読んだらドイツ語を聞き取れる人いわく「日本人を信じましょう」と言っているらしく…ええっそれだいぶというか大幅にニュアンス違うぞ!?いいのか字幕あれで。


話が大幅に逸れた。あまりにもネタバレしすぎて詳細を書くのが憚られるのですが、最後の最後、フランスの大使に頭を下げ続けていた里見さん、本当に神がかっていた…。やられた…!ただの運良く生き残ったボンクラじゃなかった。しょっぱなからラーメンのびちゃったよ〜とか言ってるから完全に油断した。すげえ人だ。そこで生きてくる泉政調会長の発言、「フランスにはコネがある」…やばいな…。ジャパニーズ政治家だわ…。


あと石原さとみはものすごい賛否両論あるようなのですが(名前と立場を考えたらあんなにアジア人に寄った見た目の人間が出てくるはずはそもそもないというのは確かにそうだ)、でも金髪碧眼で祖母がうんぬんと言われてもリアリティがないなと思うし、私の思い込みというかセリフの聞き違いだったらあれなのですが彼女被爆3世だと思われること言ってませんでした?そうでもない?普段生きていく上では何の影響もない事象なので取り立てて言うこともそんなにないのですが一応被爆3世として生まれた者として*1、アメリカと日本の間に立つものとしていろいろ思うところはあるのだろう、というのでその存在に妙なリアリティを感じたわけです。あと初代ゴジラの設定としてある、原水爆実験の所為で、というくだりの流れをくんでるなと。どうも最近のゴジラはその辺うやむやだと聞きましたが。最後の沈黙の中映るゴジラの尻尾といい、その辺へのリスペクトを感じました。わたしはね。

最後の竹野内豊のセリフ、この国は何度も立ち上がった、だから今回もきっと立ち上がれる、そんなニュアンスのセリフがあって、あれも多分賛否の一因というか政治的と言われる一因な気はするのですが、でも個人的にはあれ好きです。

やっぱり今の時点でリアルな核、原子力との戦いと言ったら核実験よりは核廃棄物の処理問題であり5年前から今に続く福島第一原発という事象であるわけで、昔のゴジラに使われた超兵器みたいなものではなく、科学の粋を集めた物質を作って凍結させた。それもリアルに日本人が見てきたものに近しいと感じる。
最後、結局ゴジラは東京駅に鎮座したまま日が暮れていき、核を使うタイムリミットは止められただけでまたゴジラ復活の兆しがあれば動き出す、というあたりもその辺を想像すると示唆深く感じる。

前半の第一次上陸の際、蒲田あたりの踏切に逃げ遅れた人がいて、攻撃を中止するよう言うんだけども、あのシーンがあるからこそ日本(のゴジラ)かなあという気もするし。あそこであのおばあちゃん背負ってる人を気にせず撃ったらそれはハリウッド映画だ。そこに視線がクローズアップしてしまうのが日本らしいところというか。NYに出たとしても核を使う、という発言(これ自体は昔のゴジラシリーズのセリフに元ネタがあるらしい)のもそれを強化する。でも、ifの話として、どちらかと言えば合理的な判断としてはそこで叩いてしまう方が本来なら被害も少なかったのかもしれない。あの二人は確実に死ぬだろうが、でも2度目の上陸までもしかしたら時間が稼げたかもしれない。それが必ずしも正解だとは思わないが。悩ましいね。

そう考えると、本当に日本の総力戦で、ニッポン対ゴジラというコピーは一ミリも間違ってなかった。

あと会議シーン。私はすごく面白かったです。みんな早口だし。あと防衛大臣がリアルすぎて笑った…。ああいう分野に造詣のある女性ってだいたいあの手のイケイケなタイプが多いので(偏見)。見てて院の時にお世話になった教授を思い出した…。あと、前半の会議シーンはコメディパートみたいに言ってる考察が結構あって、それも確かにそうだなと。あと個人的に思ったのは、前半の文書主義の中の好きにしてないシーンを散々映しておくことで、後半部ののっぴきならない事態の中で「好きにした」人たちの本気がドラマティックに映るのだろうなと。対比です。


とりあえず、あと1回は見たいなと思います。と言いつつ結局マッドマックスも1回しか見なかったからDVDとかで見るかもしれない。

*1:祖母と父の兄姉が被爆者で、父は戦後、祖母が結構年いってからの子供なので私のいとこ世代の中にも被爆2世と私のような被爆3世が混在してる

晴れた終わり

タイトルは好きなんだけど曲自体は言うほど好きじゃないんだ実は

いっつも雨を降らせてきたのにこういう日に限って快晴とか意味わからなくないですか???

ギルガメッシュの解散ライブでした。

あっけらかんと今日の空みたいだった。完璧なツアーファイナルだった。なんで次のリリースと次のツアーの告知がないんだろう?と思った。
でも、本当は、とっても重かったんだなあ。
メドレーを入れたら40曲くらいやったらしくてくたくたです。寝ます。

【ネタバレ無/タイトル詐欺気味】デッドプールを見に行った話、あるいは第四の壁

最近ジャニヲタさんと若手俳優のおたくの方たちのブログをよく読みます。応援スタンス系の記事が最近はやっているらしくて面白いので、検索掛けたりして気になった人を読者登録に突っ込んで継続的に読んだりしている。実に面白い。

んで一つ俳優系のひとたちですげえなって思ったのが、みんなナチュラルに高額差し入れ(服とか身に着けられるもの系が結構多い)を貢ぎと呼ぶのな…。貢ぎもしくはお貢ぎというタームをよく見かけた。まあ実際やってることは貢ぎなんですが。バンギャル界隈でも物蜜*1みたいな人は普通にいる。し、好きな人推してる人にクレクレされたら買いたくなる気持ちもわかる…。残念ながら消耗品くらいしかやったことはないですが。あと誕生日でもないのに万単位のプレゼントってちょっとどうなのって思ってしまうので…。

そういう話はまた後日改めてします。さて本題。
先日デッドプールを友人と見に行きました。某人(もう面倒くさいのでこの表記)が仕事での海外渡航中に飛行機の中で3周くらいしたらしく、交際相手含むマーベル山の住民たちが散々見たいのなんのと言ってたのを聞いてた身としてはやっぱり見ておくか…と思いながら重い腰を上げようとしたら、ゲーム実況か何かで興味を持ってたらしい友人(某人の被り同士、いわゆる同担/厨同士の友達。何故か私のことを気に入ってくれていて、ライブない日に時々飲みに行ったりする。平成生まれ(=めちゃくちゃ年下。よくよく考えたら8歳くらい違うのでは…?)の非常に面白い子)がそれなら一緒に行きませんかと声をかけてくれて、決行するに至ったという寸法です。

映画自体は普通に面白かったので、その感想はここでは割愛します。面白かったからみんなたちも見に行こう。
タイトルの半分をここで終わらせるという暴挙。


さて表題にもした第四の壁とはなんぞや。

第四の壁 - Wikipedia

まあ要するに舞台の上と観客席の間にある不可視の壁というアレです。

上記のwiki見てもお分かりの通り、デッドプールはそもそも第四の壁を破れるキャラクターとして位置づけられている。映画内でも観客に語りかけるシーンのみならず、他の登場人物との間で「待てよ今観客に状況を説明してんだから」的な言及もある。自分がフィクションのキャラクターであることを自覚して行動している(という筋書きの)キャラクターである。

こういうメタ発言をするキャラクターとかは結構面白がるタイプなんですが、でも実際各種舞台の上から横行する密やかな壁破りにはちょっと眉をひそめることが多かったので(それが例え自分に宛てられたものだとしても)、その差はなんだろうと前々から考えてたのですが、月曜にうっすら出した結論は「自覚的か否か」だろうなーと。演出として必要か否か、と言い換えてもいいかも。

いやーまあ自分自身も嬉しくないと言えばそれは嘘なんですが。某人は最近そうでもないけど昔はそこそこ構う人で、(多分今も出席確認自体はしてるんだろうけどあまり露骨にやらなくなったなーと思ってる)経験あるのはセットリスト手渡しで貰ったりペットボトル狙い投げしてもらったはずが取り損ねてあからさまにすっごい苦笑されたりどうも狙い投げしてもらったようなのに取り逃したりとかまあそういう些細なところでですね…。
…しかし狙い投げされるの向いてなさすぎだな。逆に他のメンバーさんの狙い投げ取っちゃって気まずかったこともあるしな。うっかり取ってから気付くと気まずいのでほんとやめてほしい。NO MORE誤爆狙い投げ。


閑話休題
客席をやたら構いたがる演者というのはどこの世界にも、それこそ舞台だろうがバンドのステージだろうがアイドル現場だろうが、どこにでもいる。お笑いとかのライブでもあるのかな。あるんだろうな。行ったことないのでわかりませんが、多分ね。
バンド系だと結構実例には事欠かないんですが、客席弄りとしてではなく特定の客構いまくるバンドってびっくりするくらいいるけどどれもびっくりするくらい売れてないよな…。バンド名は出しませんが、例えば10代後半からやってて十何年のキャリアがあり、そこそこ大きなハコでもやってるはずなのにどこもいまいち売り切れたみたいな話を聞かないまま結局解散したとか。これまた10代後半からメンバーも変わらずやってて十何年のキャリアがあり、あちこちのイベントに出まくっているのに下北の小箱も結局はワンマンで売り切れなくて後方は関係者枠で入ってそうな友達のバンドマンばっかりとか。前者がV系で後者がロキノンです。だから本当にジャンル問わず。どっちも対バンとかでちょいちょい見るところだったのですが、そういうのって輪の中にいると意外と気付きにくいけど傍で見てると結構目につくのよな…。

例えば自分を認識してないステージ上の人とその人に構われているお客さん、それ自体は「お、おう」で済んでしまうことなんだけども(自分と一ミリも関係がないから)、その人に対する印象は「一瞬でも人前でステージ上の時間の私物化をする人なんだな」っていうものにはなると思う。
例えば自分の推しが客演で行った舞台で、初めて見る俳優さんがその人の推しと思われる最前の子にファンサしてたとか、対バンで初めて見たバンドのメンバーが前方または柵とか壁際のとこにいるような特定の客を構っているとか。アイドル現場だとうまく想像できないですけど。明確に客にレスするタイミングではないようなところで特定のヲタに意味ありげな視線を送ってたりするんだろうか。まあそんな感じを想像してみてほしいです。自分がされたらその一瞬は当然嬉しいしそれが目的になってるなら満足して帰れるだろうけど、そうでなければ違和感も湧いてくるんじゃないかなと思います。少なくとも私はね。
当然ながらそれが自分の本命だとか自分を認識してる相手だとか知らんギャだとか被り同士だとか、そういう間柄になってくるとそこに人間関係とか嫉妬とかそういう気まずさが入ってくるので更に話がややこしくなる、というのは想像に難くない。


そこで冒頭の仮説、自覚的か否か、に戻る。ほんとに何の気なしに自覚的か、という言葉を用いたのだけど、何に対して自覚的なのかと言われたらそれは自分のいまやってることに対して、だと思う。壁破りじゃないです。ステージの上にいるということ。換言すればプロ意識とかそういうものかもしれない。
だってステージの上の時間を私物化するような人がプロ意識高いとはお世辞にも思わないでしょ。他のところを頑張ったところで、そういう甘さは言動にやっぱり現れる。


個人的には、バンド系だとぎりぎりの許容ラインがその終演後の餌撒きタイム*2 かなあという気はする。でもカーテンコールも立ち位置的にはこの時間に近そうだけど、そこであったらどう思うんだろう。なんか気持ち悪いと思いそうだなあ。わたしいわゆる若手俳優系とか2.5とかはそんなに見に行かなくて学生時代の友人の舞台とかの方が多いので余計にそう思うのかもしれないけども。

これが女子アイドル現場とかだとまた違うのかなあ。客席へのレス自体が文化になってる感じも見聞きするかぎりあるけども。女子アイドル現場にそこまで行ったことがない(ゼロではないけど特殊な現場ばっかりだった)のでいまいちわかりません。



結論としては、まあやりたければやればいいけど自覚は持とうな、というところでしょうか。

*1:蜜(貢ぎさん)は金銭を貢ぐ人のことっていう印象がある

*2:使用済みピックやスティックやその日のセットリストや飲みかけのペットボトルやなんやを客席に投げ込むサービスタイム。前方の客とハイタッチしたりする人もいる

【多分ネタバレ】初めて及川光博さんのワンマンショーに行った話

バンギャルって割とネタバレどんとこいみたいな人が多いので(公演が間空いてたりするからセトリ組み替えたりする余裕もあったりするし、そんなにMCとか演出も凝ってなくてご当地ネタをちらっと話したりするくらいなのでむしろ情報は積極的に共有してくださいみたいな人が多い)、ネタバレの基準が甘くなっている可能性があるのでその辺は必要があれば各自で自衛していただけたらと思います。あと18日の公演は撮影入ってたので、何らかの形で映像になるんじゃないでしょうか。


断り文句が長い。では本題。


母と妹と3人で、「及川光博ワンマンショーツアー Punch-Drunk Love」@神奈川県民ホールに行ってまいりました。
このアルバムの発売イベントが3月だか4月に川崎のラゾーナであって、それを見に行ったところ「いつか見に行きたいねといってたミッチーのワンマンショー、今こそ実現する時なのでは!?」みたいなテンションになり、一般発売でめでたくチケットを手に入れたのでした。取った後に、その日はシネマスタッフのツアーファイナルの日だということに気づきましたがそこは見なかったことにし…。
「死んでもいい」でポンポンを振ることはかなり昔から知っていて(家のVHSの山を漁れば流星光一郎先生の振り付け講座の映像がまだあるんじゃなかろうか。PUFFYの番組じゃなかったかな)、グッズを見たらペンライトがあったので「よしこれも買って振ろう!」と盛り上がり15時に始まる物販に間に合うように向かったのでした。

ポンポンとライトの実物がこちら。ライトは1800円、ポンポンは1000円します。お姉様方が多いところの価格感はありますがムックもシュシュ1000円とか1500円とかで売ってた記憶があるのでまあそんなもんですかね…。ちなみに花柄のシュシュは1300円でした。
今回アルバムも花柄、ミッチーも花柄のスーツをお召しになっている、ということもあってグッズも花柄のシュシュやポーチ、客席も花柄のお洋服の方が多くて華やかでした…。何か花柄を身につけていけばよかった。
物販の会社はライブの物販とかを請け負ってる会社(昔派遣で登録してたことがある)で、結構人数もいたのでさくさくでした。

そして入場ですが、私はこの時にようやく気がついた、この人数を30分で入れようとしていることに…。
えっ…ここはエリアでもシェルターでもないですけど…キャパ2300ですけど…大丈夫?
そんな私の心配をよそにどんどん列に並んでさくさく入場していく人たち。よくよく見たら皆さん早々に着席してポンポンを作成している。それはさっさと入って座りたいわ…。納得。

開演前の影アナもすごい。世界観作り上げてる…。ときめきスイッチってなんですか?私が知ってるのはやる気スイッチくらいです。よく行方不明になると噂のアレ。

で開演。しょっぱなからバラ色の人生(よく知ってる)だったのでまず心を持って行かれたのですが、全編通しての感想が、とにかくよく動く…。そこらへんのおとなしいギターロックよりもはるかに動く…。第1部と第2部の間に15分休憩があったり愛と哲学の小部屋というミッチーのトークコーナーがあるのですが、それ以外のかなりの時間をステージの上で踊っているミッチーとダンサーのおねえさん…。客席もそれを見て踊る踊る…。
割と初めて見た動きでも2番の半ばくらいからは割と適応してることでおなじみのバンギャル、私もいちおう15年ほどバンギャルやっていますのでそんなに適応力が低いわけではないのですが、それでも動きがわからない…。振り付けなんですが、ただ手だけ動かしてるんじゃないんです。ダンス。まさにダンス。あれは無理だ…。ただ割とパターンは似てるので(振り付けやってるひとがすきなパターンの動きがあるなあという感じ)、2曲3曲覚えられれば割と応用はきくのではないかなと思いました。

ダンサーのおねえさん。ラゾーナのイベントでは「パンチラガールズ」と紹介されていたのですが、まだ名前はパンチラガールズでいいのだろうか。ひとりが動きのキレがいい感じの方で、もうひとりが手足の長さを存分に使ってる感じの動き方をする方で。対比が見てて面白かったです。意図して選んだのだとしたらすごいな…。

なぜパンチラかというと「パンチ」ドランク「ラ」ブという話らしいのですが、当初はパンドラ(「パン」チ「ドラ」ンクラブ…もしかしたら「ド」ランク「ラ」ブ、かも)ツアーにしようと思ったとのこと。でもお客さんたちがパンチラパンチラ言い始めて…と。

あと、ファンタスティックス(バンド)の皆さんもひとりひとり紹介をして、挨拶のパートもちゃんとあって、見せ場とかでは動ける楽器の人(階段の上にいたラッパ系のかたがた)が降りてきたり、と、ツアーのタイトル「及川光博&ファンタスティックス」でもいいんじゃないこれ?と思った程度にはただのバックバンドという感がなくて、一緒にツアーを回って一緒にグルーヴを高めているんだなというのが伝わってきました。

ファンタスティックスといえば、昔映像を見たときに目にしていた理枝ベイベー(コーラスのおねえさん)、物販の時に理枝さんのバンドの告知のカードをもらい、「まだコーラスされてるんだ!」とテンション上がりました。どうやら一時期おやすみされてたそうなのですが、最近というか、今ツアーから復帰されたとかで。

MCはというと客席いじるの上手いですね…。「3階ベイベー!」から始まって2階、1階後方、真ん中ときて「1階前ベイベー!」まで細かく声をかけていくんですが、これだけ細かく呼びかけされたらなんとなく自分のいるあたりを意識してくれてるんだなーと思えて嬉しいだろうなと思いました。最後列の人たちにも一度呼びかけたしね。というか、まず3階ベイベーから始めるその徹底っぷり。やっぱり何だかんだ女性のお客さんが多いので、誰かを取り立てて贔屓しないように、でも大人数まとめてではなく丁寧に接してるんだなーというのが見えてすごく素敵だなと思いました。男子(ベイベーの対になる言葉)もそこそこいるのですが。愛と哲学の小部屋でも男子の投稿が読まれてたな。

MCに入る前後とか、ちょいちょい後ろを向いて髪を整えたりお粉かな?そういうしぐさをするのが見えるのですが(そこでオペラグラスを借りなかったので細かくは見えてないのですが)、美意識がすごいなーと最初思ったのですが(要はこまめに直すから素敵なミッチーを見てねということで)、そのお直しのしぐさそのものがショーの世界というかミッチーのキャラというか世界観というか、そういうものにはまった行動であるなと思いなおしました。うまく説明できないので後から追記します。
ついでにMCなんですけど、ネタバレを避けた感じで書くと横浜で昔アルバイトをしていたころの話とか、ご当地ネタが結構ありました。地元民的には嬉しい。

立ちっぱなしのコンサートに慣れてない母が途中足を痛めて大変そうだったのですが、MC中に「座ってもいいよ」と声をかけていたり、さらに途中休憩もあったので案外なんとかなった模様。休憩中に娘たちもたまにやる「フライヤーを敷いて靴を脱いで立つ」を実践してました。(私はよく日比谷の野音とかでやっていた。)

愛と哲学の小部屋というトークのコーナーがあって、事前に集めた質問用紙(バンギャル諸姉はインストアイベントで配られる質問用紙をA4サイズにしたものを想像して下さい)を任意に箱から引いて、それを読み上げて質問や悩み相談に答えていくというもの。男子の質問やちょうどこの日からミッチー出演シーンがOAになり始めた朝ドラの話など、いろいろありました。覚えてる範囲でかるーく書きますが、もし書いたらNGみたいな暗黙の了解がありましたら先輩ベイベー方ご教示いただければ。。。

・怒られるとすぐ泣いてしまうのを直したい。
→感情を抑える必要はないけど、3分間我慢してみよう、すぐ泣いちゃってたなら、皆の前で泣くんじゃなく(泣けば済むと思ってると思われることもあるし)3分だけ我慢して一人になって泣いてみよう。腹が立ったときとかも。

・人生に必要なもの(いくつかあったんですけど忘れた)に追加するなら
→冒険心(かっこいい)

・自分の人生にタイトルをつけるなら
→ときめきの伝道師

・五反田一郎さんの見どころ
コスプレ的な意味ではゲートル

愛と哲学の小部屋に限らずなんですけど、「男は笑って\聞き上手/」というC&Rが何度かあったのですが、これを常々言っているとしたら本当に女心をよく心得ていらっしゃる…。

あとトークについての感想なんですが、結構下ネタというかおっさんな発言もあるのですが(eg:「浴衣女子がお風呂に行くタイミング」)、それがそこまでいやらしく聞こえない辺り育ち出てるなあと思いました。一般庶民には真似できない。王子様とはいえデビュー時に載ってたMyojoのキャッチコピーが歌うイメクラくんだったのいまだに覚えてるんですけども(中学入るかそこらでした)(まだマラボーとかなんか巻いてた時代…)、曲もそうだけど妖しげな雰囲気がありながら淫靡に過ぎなくて、バランス感覚を感じます。

総合して3時間(休憩等々込みでもこの時間…!)を終えた感想は、「世界観一ミリたりともぶれてねえ…ときめきスイッチ押されっぱなしだ…半端ねえ…」でした。そこらへんのテーマパーク並に作りこまれていて、夢と魔法のホニャララとまでは言いませんが非常によく練られたエンターテイメントショーでした。周りのベイベーさんたちもお祈りポーズ状態になってる方ちょいちょいいらしたのですが、我々3人とも割と目がハートになってた自覚がある。
年1とかでもいいから、またツアーの横浜か都内公演の日がうまいこと空けられたら行きたいねーと目をキラキラさせながら帰路についたのでした。

んで家に帰ってFCの概要読んでたんですけど、偶数月に会報って書いてあって衝撃を受けました。年6回も…?そんな世界線がこの世にあるのか。世には年4回と銘打っておきながら年に3回会報が来ればいい方とか、2号分まとめてDVD会報にして送ってきたりとかそんなFCもいくらでもあるのに…。それでいて年会費5000円(初年度は入会金1000円で計6000円)だなんて…。そしてどうもFC旅行があって(国内)、しかもそれがツーショット撮影会もあり宴会もある、自分もたまに参加するような形式のアレのような気配を感じるのですが、なかなかミッチーとよくあるFC旅行という概念が結びつかなくてつらい。ツーショット撮るってなったら固まりそうだ。