俄か雨

しがないバンギャルのたわごと

【多分ネタバレ】初めて及川光博さんのワンマンショーに行った話

バンギャルって割とネタバレどんとこいみたいな人が多いので(公演が間空いてたりするからセトリ組み替えたりする余裕もあったりするし、そんなにMCとか演出も凝ってなくてご当地ネタをちらっと話したりするくらいなのでむしろ情報は積極的に共有してくださいみたいな人が多い)、ネタバレの基準が甘くなっている可能性があるのでその辺は必要があれば各自で自衛していただけたらと思います。あと18日の公演は撮影入ってたので、何らかの形で映像になるんじゃないでしょうか。


断り文句が長い。では本題。


母と妹と3人で、「及川光博ワンマンショーツアー Punch-Drunk Love」@神奈川県民ホールに行ってまいりました。
このアルバムの発売イベントが3月だか4月に川崎のラゾーナであって、それを見に行ったところ「いつか見に行きたいねといってたミッチーのワンマンショー、今こそ実現する時なのでは!?」みたいなテンションになり、一般発売でめでたくチケットを手に入れたのでした。取った後に、その日はシネマスタッフのツアーファイナルの日だということに気づきましたがそこは見なかったことにし…。
「死んでもいい」でポンポンを振ることはかなり昔から知っていて(家のVHSの山を漁れば流星光一郎先生の振り付け講座の映像がまだあるんじゃなかろうか。PUFFYの番組じゃなかったかな)、グッズを見たらペンライトがあったので「よしこれも買って振ろう!」と盛り上がり15時に始まる物販に間に合うように向かったのでした。

ポンポンとライトの実物がこちら。ライトは1800円、ポンポンは1000円します。お姉様方が多いところの価格感はありますがムックもシュシュ1000円とか1500円とかで売ってた記憶があるのでまあそんなもんですかね…。ちなみに花柄のシュシュは1300円でした。
今回アルバムも花柄、ミッチーも花柄のスーツをお召しになっている、ということもあってグッズも花柄のシュシュやポーチ、客席も花柄のお洋服の方が多くて華やかでした…。何か花柄を身につけていけばよかった。
物販の会社はライブの物販とかを請け負ってる会社(昔派遣で登録してたことがある)で、結構人数もいたのでさくさくでした。

そして入場ですが、私はこの時にようやく気がついた、この人数を30分で入れようとしていることに…。
えっ…ここはエリアでもシェルターでもないですけど…キャパ2300ですけど…大丈夫?
そんな私の心配をよそにどんどん列に並んでさくさく入場していく人たち。よくよく見たら皆さん早々に着席してポンポンを作成している。それはさっさと入って座りたいわ…。納得。

開演前の影アナもすごい。世界観作り上げてる…。ときめきスイッチってなんですか?私が知ってるのはやる気スイッチくらいです。よく行方不明になると噂のアレ。

で開演。しょっぱなからバラ色の人生(よく知ってる)だったのでまず心を持って行かれたのですが、全編通しての感想が、とにかくよく動く…。そこらへんのおとなしいギターロックよりもはるかに動く…。第1部と第2部の間に15分休憩があったり愛と哲学の小部屋というミッチーのトークコーナーがあるのですが、それ以外のかなりの時間をステージの上で踊っているミッチーとダンサーのおねえさん…。客席もそれを見て踊る踊る…。
割と初めて見た動きでも2番の半ばくらいからは割と適応してることでおなじみのバンギャル、私もいちおう15年ほどバンギャルやっていますのでそんなに適応力が低いわけではないのですが、それでも動きがわからない…。振り付けなんですが、ただ手だけ動かしてるんじゃないんです。ダンス。まさにダンス。あれは無理だ…。ただ割とパターンは似てるので(振り付けやってるひとがすきなパターンの動きがあるなあという感じ)、2曲3曲覚えられれば割と応用はきくのではないかなと思いました。

ダンサーのおねえさん。ラゾーナのイベントでは「パンチラガールズ」と紹介されていたのですが、まだ名前はパンチラガールズでいいのだろうか。ひとりが動きのキレがいい感じの方で、もうひとりが手足の長さを存分に使ってる感じの動き方をする方で。対比が見てて面白かったです。意図して選んだのだとしたらすごいな…。

なぜパンチラかというと「パンチ」ドランク「ラ」ブという話らしいのですが、当初はパンドラ(「パン」チ「ドラ」ンクラブ…もしかしたら「ド」ランク「ラ」ブ、かも)ツアーにしようと思ったとのこと。でもお客さんたちがパンチラパンチラ言い始めて…と。

あと、ファンタスティックス(バンド)の皆さんもひとりひとり紹介をして、挨拶のパートもちゃんとあって、見せ場とかでは動ける楽器の人(階段の上にいたラッパ系のかたがた)が降りてきたり、と、ツアーのタイトル「及川光博&ファンタスティックス」でもいいんじゃないこれ?と思った程度にはただのバックバンドという感がなくて、一緒にツアーを回って一緒にグルーヴを高めているんだなというのが伝わってきました。

ファンタスティックスといえば、昔映像を見たときに目にしていた理枝ベイベー(コーラスのおねえさん)、物販の時に理枝さんのバンドの告知のカードをもらい、「まだコーラスされてるんだ!」とテンション上がりました。どうやら一時期おやすみされてたそうなのですが、最近というか、今ツアーから復帰されたとかで。

MCはというと客席いじるの上手いですね…。「3階ベイベー!」から始まって2階、1階後方、真ん中ときて「1階前ベイベー!」まで細かく声をかけていくんですが、これだけ細かく呼びかけされたらなんとなく自分のいるあたりを意識してくれてるんだなーと思えて嬉しいだろうなと思いました。最後列の人たちにも一度呼びかけたしね。というか、まず3階ベイベーから始めるその徹底っぷり。やっぱり何だかんだ女性のお客さんが多いので、誰かを取り立てて贔屓しないように、でも大人数まとめてではなく丁寧に接してるんだなーというのが見えてすごく素敵だなと思いました。男子(ベイベーの対になる言葉)もそこそこいるのですが。愛と哲学の小部屋でも男子の投稿が読まれてたな。

MCに入る前後とか、ちょいちょい後ろを向いて髪を整えたりお粉かな?そういうしぐさをするのが見えるのですが(そこでオペラグラスを借りなかったので細かくは見えてないのですが)、美意識がすごいなーと最初思ったのですが(要はこまめに直すから素敵なミッチーを見てねということで)、そのお直しのしぐさそのものがショーの世界というかミッチーのキャラというか世界観というか、そういうものにはまった行動であるなと思いなおしました。うまく説明できないので後から追記します。
ついでにMCなんですけど、ネタバレを避けた感じで書くと横浜で昔アルバイトをしていたころの話とか、ご当地ネタが結構ありました。地元民的には嬉しい。

立ちっぱなしのコンサートに慣れてない母が途中足を痛めて大変そうだったのですが、MC中に「座ってもいいよ」と声をかけていたり、さらに途中休憩もあったので案外なんとかなった模様。休憩中に娘たちもたまにやる「フライヤーを敷いて靴を脱いで立つ」を実践してました。(私はよく日比谷の野音とかでやっていた。)

愛と哲学の小部屋というトークのコーナーがあって、事前に集めた質問用紙(バンギャル諸姉はインストアイベントで配られる質問用紙をA4サイズにしたものを想像して下さい)を任意に箱から引いて、それを読み上げて質問や悩み相談に答えていくというもの。男子の質問やちょうどこの日からミッチー出演シーンがOAになり始めた朝ドラの話など、いろいろありました。覚えてる範囲でかるーく書きますが、もし書いたらNGみたいな暗黙の了解がありましたら先輩ベイベー方ご教示いただければ。。。

・怒られるとすぐ泣いてしまうのを直したい。
→感情を抑える必要はないけど、3分間我慢してみよう、すぐ泣いちゃってたなら、皆の前で泣くんじゃなく(泣けば済むと思ってると思われることもあるし)3分だけ我慢して一人になって泣いてみよう。腹が立ったときとかも。

・人生に必要なもの(いくつかあったんですけど忘れた)に追加するなら
→冒険心(かっこいい)

・自分の人生にタイトルをつけるなら
→ときめきの伝道師

・五反田一郎さんの見どころ
コスプレ的な意味ではゲートル

愛と哲学の小部屋に限らずなんですけど、「男は笑って\聞き上手/」というC&Rが何度かあったのですが、これを常々言っているとしたら本当に女心をよく心得ていらっしゃる…。

あとトークについての感想なんですが、結構下ネタというかおっさんな発言もあるのですが(eg:「浴衣女子がお風呂に行くタイミング」)、それがそこまでいやらしく聞こえない辺り育ち出てるなあと思いました。一般庶民には真似できない。王子様とはいえデビュー時に載ってたMyojoのキャッチコピーが歌うイメクラくんだったのいまだに覚えてるんですけども(中学入るかそこらでした)(まだマラボーとかなんか巻いてた時代…)、曲もそうだけど妖しげな雰囲気がありながら淫靡に過ぎなくて、バランス感覚を感じます。

総合して3時間(休憩等々込みでもこの時間…!)を終えた感想は、「世界観一ミリたりともぶれてねえ…ときめきスイッチ押されっぱなしだ…半端ねえ…」でした。そこらへんのテーマパーク並に作りこまれていて、夢と魔法のホニャララとまでは言いませんが非常によく練られたエンターテイメントショーでした。周りのベイベーさんたちもお祈りポーズ状態になってる方ちょいちょいいらしたのですが、我々3人とも割と目がハートになってた自覚がある。
年1とかでもいいから、またツアーの横浜か都内公演の日がうまいこと空けられたら行きたいねーと目をキラキラさせながら帰路についたのでした。

んで家に帰ってFCの概要読んでたんですけど、偶数月に会報って書いてあって衝撃を受けました。年6回も…?そんな世界線がこの世にあるのか。世には年4回と銘打っておきながら年に3回会報が来ればいい方とか、2号分まとめてDVD会報にして送ってきたりとかそんなFCもいくらでもあるのに…。それでいて年会費5000円(初年度は入会金1000円で計6000円)だなんて…。そしてどうもFC旅行があって(国内)、しかもそれがツーショット撮影会もあり宴会もある、自分もたまに参加するような形式のアレのような気配を感じるのですが、なかなかミッチーとよくあるFC旅行という概念が結びつかなくてつらい。ツーショット撮るってなったら固まりそうだ。